新鮮組オーガニッククラブの堀口です。今回は私たちが推奨、推進活動するリジェネラティブアグリカルチャーと、これまでとこれからの活動内容についてご覧ください。
私たちは、SDGsを推進する環境教育ワークショップを開催し、行政、自治体と連携し、観光や国際交流も含め、地域を活性化し、地方創生に貢献します。
再生循環型農業(Regenerative Agriculture)
リジェネラティブアグリカルチャーとは、土壌の健康と水循環の改善、生態系の回復を中心に据え、土地の持続可能な利用を重視し、生態系を保護・再生すること。
- 土壌保護と改善 土壌の健康を守り、改善することが環境再生循環型農業の基本です。水循環や土壌中の有機物や微生物の生態系を維持し、土壌の健康を促進します。
- 多様性の導入 単一の作物や単一の品種に頼るのではなく、異なる作物や植物を組み合わせ、生態系の多様性を促進します。これにより、害虫や病気の発生を防ぎ、生態系の安定性を高めます。
- カバークロップの利用 土壌を覆う植物(カバークロップ)を積極的に利用して、土壌を保護し、栄養を供給します。これにより、土壌の乾燥、浸食を減少させ、水分の保持を促進します。
- 適切な耕作管理 適切な耕作方法を選択し、過度な耕作を避けることで、土壌の構造や健康を5年、10年維持できるように持続可能な管理方法を手掛けます。また、排水等の灌漑や水資源の効果的な利用も重視されます。
- 農薬・肥料の最小化 化学肥料や農薬はもちろん、肥料を使用せず、自然物を独自方法で発酵型の土壌で作物を管理することが強調されます。これにより、自然環境への影響を軽減し、生態系の安定性を維持します。
このように自然物だけを利用し、肥料を使わず作物の栽培を行なっております。
植物、昆虫など生態系の多様性、微生物の存在を意識しながら丸太・枯れ木・枯れ枝・落ち葉・雑草など自然の物だけを使い土壌改良します。
この農法で地中に窒素固定し、環境再生の循環を取り入れ、そのサイクルが地域初の取り組みとなり広がっていくようにします。
土壌に丸太や竹炭を使うことでCO2などの温室効果ガスの排出量削減(カーボンファーミング)にも貢献しています。
土壌がどのようになるのか
化成肥料や販売されてる肥料を使わず、自然物のみでフカフカの土壌に改良することができます。
これには、生き生きと活発に活動する微生物の力を有効活用します。
この微生物が常に活発な活動(発酵)をするための環境を整えていきます。
こうすることにより、優良な土壌改良に繋がり、環境対策として、土壌汚染対策にも繋がります。
農地の土壌が肥沃になる
世界人口は増加の一途をたどっており、増え続ける世界人口に食料を安定的に供給することは国際社会の大きな課題となっています。
現在行われている慣行農業では、農地を耕すことで土壌の炭素、窒素が大気中に放出され、ものすごい速さで土地が痩せていってしまっています。一方、リジェネラティブ農業では極力農地を耕さないため、発酵型の土壌は炭素を増やし、微生物を繁殖させます。ミミズや昆虫が窒素分の豊富な土を作り、養分の吸収性が高まって、保水性も高めます。
環境汚染を減らせる
農業は食料の供給という役目以外にも、減災や国土保全などの多様な役割を果たしています。
従来型の慣行農業では、窒素肥料を使用することによって土壌の有機物を破壊します。窒素は土壌表面の流出水や地下水と一緒に移動して、河川や海に流れ出します。その結果、藻類の大量発生や海の酸欠につながります。窒素濃度の上昇によって魚が大量死するなど、生態系にも悪影響を与えています。
これに対し、リジェネラティブ農業では化学肥料や肥料を使用しないため、そうした環境汚染を最小限に抑え、発生させないという利点があります。
二酸化炭素を隔離
米国オハイオ州立大学のラタン・ラル教授によれば、これまでに地球の土壌中の少なくても50%にあたる約800億トンの炭素が、過去数世紀の間に大気中に放出されたと推定しています。
リジェネラティブ農業における不耕起と被覆作物によって、これまでに放出された大気中の炭素を土壌に隔離することができます。
このように特別な農法を取り入れることにより、5年から10年耕さず、連作も気にすることなく作物の栽培ができるようになります。
そして、とても元気で強く美味しい作物ができるんです。
山林整備から無煙炭化器による「竹炭作成」
私たちは地域課題である竹林整備にも力を入れ、環境を整えてます。
- 竹林整備や剪定枝の有効活用に大活躍の無煙炭化器
- CO2固定の決定版!煙を最小限に抑えることができる
- 誰でも手軽に短時間で大量の竹炭がつくれる
- 竹炭とバクテリアの力を100%活用
竹林整備
里山を綺麗にして、剪定作業で出た竹や枝を燃焼し、竹炭が生成。
(炭化率99%、100ℓの炭が30分でできます。)
水質改善
戦中・戦後は井戸にも炭を入れてキレイな地下水を農業用水として利用していました。炭には無数の小さな孔があり、有害な不純物質は孔に吸着され、炭につく微生物によって分解・浄化されます。炭が「天然の浄水器」といわれるゆえんです。
消臭
木炭には無数の小さい孔があり、この孔が臭いのもとを吸着します。
牛糞や鶏糞に炭を混ぜておくと、臭いが消えます。
畜産公害の防止にも役立ちます。
融雪
太陽からの熱を吸収して、早く雪を溶かします。また、融雪後は土壌を改良し植物の生長を助けます。雪がシャーベット状になったときに散布すると効果的です
炭を農地にまくと土壌が豊かになり肥料を減らすことができ、農作物の収量も増えるなど、夢のサイクルが実現。
高効率・無煙を実現!特許を取得した対流燃焼構造
独自の形状は縁で渦を巻くように燃焼する特徴的な対流燃焼を起こします。
この対流燃焼により外に出ようとした未燃焼ガス(煙)が再度引き込まれ再燃焼することにより煙が大変少なくなります。
また、この対流燃焼にステンレスの反射熱も加わって、器の中が900℃の高温状態となることにより、高炭素率(80%~99%)の炭が短時間で大量に生成できます。
みになるおやさい
私達は、環境再生循環型農業改革事業を推進し、農場では『みになるおやさい』の栽培や農薬、肥料を使わないお米(新明米)の栽培も行っております。
オーガニック学校給食推進
こども未来プロジェクト
新鮮組オーガニッククラブの活動をサポートしてくださるメンバーでこうされた団体。
子育て世代のお母さんを中心に、近隣の施設でまほろばスタジオ上映会や環境問題、食育などを発信する方々を招いた講演会を実施し、子供達のより良い環境作りをサポート。
こちらは2023年に菌ちゃん先生(吉田俊道氏)を招いての講演会後の写真
ワンヘルス推進
福岡県みやま市が推進する「ワンヘルス」をサポート。
『人、環境、動物との共生』を大切にし、これからも考えながら作物を栽培。土壌・水循環を修復し、自然環境や生態系の回復を中心に据え、持続可能な農業のアプローチを継続し『環境再生循環型農業』に取り組みます。
新鮮組オーガニッククラブは福岡県を拠点に活動し、農場で『みになるおやさい』の栽培や環境再生循環型農業改革事業を推進し、地方創生プロジェクトやみやま市行政(ワンヘルス楽校)と共に、「こども未来プロジェクト」が主となり、全国オーガニック学校給食推進事業に取り組みます。
まとめ
リジェネラティブ農業(環境再生循環型農法)は、土壌の炭素含有量を増やして肥沃にし、保水性を高めることで干ばつへの耐性を高めます。他にも、害虫に強くなり、必要な肥料の量が減るといったメリットがあります。更に、二酸化炭素を土中に隔離することで気候変動を抑える効果も期待されています。
運営事務局
大坪GSI株式会社
〒839-0241 福岡県柳川市大和町徳益416
TEL / 0944-74-6811 FAX/ 0944-74-6812
代表取締役 大坪尚宏 (takahiro otsubo)
お問い合わせ
運営者代表 堀口 博 090-3010-5085
mail : shinsengumi.2023@gmail.com
繋がらない場合 090-9489-9043(松藤まで)
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取り扱い商品販売
これから少しずつ販売できる商品を増やしていこうと思ってます。
これまでの菌ちゃん先生イベントについて
こちらは2023/06/18(日)に行ったイベントサイトの概要になりますので参考にされてください。
こちらは2023/09/10(日)に行ったイベントサイトの概要になりますので参考にされてください。
こちらは2023/09/10(日)に行ったイベントサイトの概要になりますので参考にされてください。
新鮮組オーガニッククラブの取り組みも記載してますので、是非観覧していただけると幸いです。